管理部 人事総務課 支配人 里中 悠

「人材」を「人財」に
育て上げていく。
それが、人事の仕事の
やりがいと喜びです。

里中 悠
管理部
人事総務課 支配人
2005年入社 国際学部卒

お客様中心の仕事から、
従業員のための仕事へ

料飲部門を経てフロント業務を7年間経験した後、現在は人事総務課で、主に採用や教育を担当しています。

人事総務課に異動したばかりの頃は、大きな戸惑いを感じていました。私にとって全く経験のない業務であり、これまではお客様を中心に考え仕事をしてきましたが、今度は従業員を中心に考え行動しなければなりません。正反対な業務であり自分に務まるのだろうかという不安もありました。

人事担当として必要な事はなんなのだろうと考えた際, 「まずは信頼される事」を目標としました。信頼をされる為に従業員との距離を近くし、コミュニケーションを図りました。コミュニケーションだけでは信頼を得る事ができない為、社会保険や税金、法的知識を身に付けようと思い猛勉強しました。

従業員の問いかけにはすべて明確に応えようと思い勉強したことで、相談に来た従業員にアドバイスができるようになり「里中さんに相談して良かった」と喜んでもらえた時に、人事という仕事のやりがい、喜びを実感する事ができました。フロント時代はお客様のために仕事をしていましたが、人事は従業員とその家族の事を想い働く部署です。「人のために力を尽くす」という点では変わりません。苦労もありましたが次第に新しい知識を身に付け、自分の世界を広げていく楽しさを知りました。

また、オーナーとの打ち合わせ等様々な会議にも参加し、多角的な視点で物事を見る事ができ、自分自身の成長を大きく促してくれました。フロントにいた頃は、自分たちがホテルの核であると誤った認識を持っていました。実際はそうではありません。ホテルは、あらゆる部門が連携することで、お客様に最善のサービスを提供しています。当社が、「ひとつ屋根の下」という社是の基、スタッフ同士が「公平・平等・思いやり」を重んじることで職場環境が良くなり、お客様にも最高のサービスをする事ができます。企業が人をつくるのではなく、人が企業をつくる。人づくりに関わる人事のやりがいはそういったところにあります。

仕事をする時間を大切にして、
楽しく働いてほしい

人事の仕事は、「人材」を「人財」に育て上げること。スタッフ一人ひとりが、会社の財産として活躍できるように全力でサポートをすることです。一方で、人を育てることは容易ではありません。それぞれの個性や適性を見極めながら、適材適所を実現できるように配慮しています。

人事担当として面接で重視していることは、知識やスキルよりも人物や考え方です。学生であれば、研究や勉強、アルバイトで何を目的にして、どこに喜びを見出していたのかを聞いています。中途採用であれば、どんな考え方で仕事に携わってきたのかを話していただきます。その方の長所を活かせそうだと判断した場合は、本人の希望職種以外で採用になることもよくあるケースです。私もフロントから人事総務課に異動したことで視野が広がり、今まで知らなかった新しい世界でやりがいや楽しさを見出すことができました。自分にどんな仕事が向いているのかは、実際に働いてみないとわかりません。当社はジョブローテーションや皆でやるというスタンスの社内協力体制でさまざまな部門の業務を経験できるので、必ず自分に合った仕事に出会えるでしょう。私自身も、人事がゴールとは考えていません。これから、まだ経験したことのない新しい業務に挑戦したいと考えています。

これから入社してくる人たちに求めるのは、家族も大切にし、仲間(スタッフ)も大切にすることです。そうすることで仕事も楽しく、高いモチベーションで仕事をすることができます。そうすれば、新しい出会いや発見で、自分自身を大きく変えるチャンスが巡ってきます。その環境を作るのもまた、私たち人事の仕事なのです。

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